タグ・ホイヤーとポルシェが新しいコラボレーションモデルを発表しました。大胆でスポーティな新作はレース界にオマージュした「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ オレンジレーシング」です。 2021年2月にタグ・ホイヤーとポルシェは、パートナーシップを提携しました。それはカーメーカーとウォッチブランドの間において、かつてなかったほどの強力な関係を築きました。両ブランドのファンを魅了したタイムピース5モデルの成功に引き続き、このほど、6本目となる「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x ポルシェ オレンジレーシング」を発表します。両ブランドに共通するレースに対する永遠の情熱を表現した新作です。 タグ・ホイヤーとポルシェのもつ共通のヒストリーとレースへの情熱が再燃 タグ・ホイヤーとポルシェは、その豊かなヒストリーもさることながら、独立独歩のパワフルな思考、卓越したデザインへの献身といった共通概念を共にしています。およそ70年もの間、両者の道はレーストラックの内外で出会い、交差してきました。タグ・ホイヤーとポルシェの揺るぎない不変の絆は、主にモータースポーツにおけるルーツの接点から生まれたものです。その共通のスレッドを最も明白に象徴しているもののひとつが、「カレラ」という名前そのものです。カレラ パナメリカーナは、世界で最も危険なレースのひとつと定評のある伝説のレースですが、このレースが両者に感化を及ぼしたのです。ポルシェは1954年のカレラ・パナメリカーナのレースでクラス初優勝しその栄誉に最強のモデルとしてカレラと命名しました。一方ジャック・ホイヤーは、1962年のセブリングでロドリゲス兄弟からこの刺激的なレースの名を聞いて、1963年の新作クロノグラフにその名を付けることにしたのです。 その後ポルシェ 911 カレラとタグ・ホイヤー カレラはそれぞれがアイコンとなり、最近ではポルシェ カレラ RS 2.7 の発売50周年を記念しパリでイベントが開催されました。 記憶に残る業績と有益なパートナーシップの誇りをすでに共有していたパートナー同士が、レースの伝統を象徴するにふさわしいタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのスペシャルエディションの発表が実現しました。 タグ・ホイヤーのCEOであるフレデリック・アルノーはこう述べています。「レースの世界でポルシェと共有するこのようにパワフルなヘリテージを擁し、この素晴らしいスポーツのあらゆる側面を体現する新しい時計を紹介することを、非常に嬉しく思います。この時計は、タグ・ホイヤーとポルシェが共有してきた歴史、そして、私たちがこれからも築いていく歴史に対するオマージュです。共にその専門知識と創造性をフルに発揮し、スポーティでありながらエレガントなデザインの中に大胆でパワフルなタイムピースを作り上げました」 これに加え、ポルシェAGの最高マーケティング責任者ロバート・エイダーはこう述べています。「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x ポルシェ オレンジレーシングは、レースの世界観そのものです。ポルシェがタグ・ホイヤーと深いところで共有しているハイパフォーマンス、スピードのスリル、価値観を表しています。パートナーとして共にエキサイティングな旅を続けていくにあたり、共通概念を示す好例と言えるでしょう」 タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ オレンジレーシング 「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x ポルシェ オレンジレーシング」は、名高いタグ・ホイヤー カレラ スポーツ クロノグラフをベースとし、タグ・ホイヤー カレラ x ポルシェ リミテッドエディションに続くモデルです。タグ・ホイヤーのシュヴネ工場で一貫して製造され、コラムホイールや垂直クラッチなど168個の部品から構成される自社製ムーブメント、キャリバー ホイヤー02の品質と性能を継承しています。これらの特性により、卓越したクロノメーター性能と約80時間という驚異的なパワーリザーブを実現します。 タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x ポルシェ オレンジレーシングのデザインは、紛れもないポルシェの美学に沿いながらも、最も重要なそれを取り巻くレースの世界を大切にしています。アスファルト上でマシンが放つ灼熱の閃光にインスパイアされた、鮮やかなオレンジ色が時計の随所に使われています。オレンジ色はまた、スピードの象徴である「火」を連想させるものです。このオレンジ色は、ベゼルのポルシェのロゴの他、リューズのラッカー、そして「アズラ―ジュ」カウンターやオレンジ色の秒針など、ダイヤルの微細なタッチに表現されたグラフィックのディテールとして見て取ることができます。 このスペシャルエディションのもうひとつのキーカラーはブラックです。コントラストによってオレンジの鮮やかさをいっそうエレガントに引き立てます。この仕上がりのハーモニーにさらに豊富なカラーテイストを添えるため、タグ・ホイヤーのデザイナーは様々なテクスチャーや仕上げにブラックを使いました。ケースには最高品質のブラック加工処理としてダイヤモンドライクカーボン(DLC)を施し、非常に深みのある上品な色合いに加えその耐性も確かなものとしています。ブラックのダイヤルの仕上げは、キネティクスとスピードにインスパイアされたものです。 2021年と2022年に発表されたタグ・ホイヤー カレラ x ポルシェから受け継いだ遺産のひとつとして、ポルシェのステアリングホイールに敬意を示しカスタムデザインしたローターがあります。サファイアクリスタルガラスのケースバックから見えるこのローターには、「Porsche」と「TAG Heuer」の文字が記されています。コラムホイールなどのブラックとオレンジの色合いがこの新しいウォッチのデザインと見事に調和しています。